もともと体が弱く、後々のことを考えると早く引退して経営を譲った方がよいと考えていましたが、親族や従業員の中に会社を継いでもらえるような人はいませんでした。
なので、どこかしっかりとした会社に株式を買っていただこうと、取引銀行やM&A仲介会社の話を聞きましたが、手数料がとても払えるような額ではなく、私どものような小さい会社では無理なのかと途方にくれていました。
経営コンサルタントからの紹介で知りました。
「小規模な会社であっても、M&Aの対応が可能」ということで紹介を受けました。
相談したところ、業界の特性上、当社に興味をもつ先がある可能性があるという説明を受け、手数料も払えそうな額であったので、依頼させて頂きました。
会社の良いところ悪いところを洗い出し、どんな買い手がいいのかを真剣に考えてもらった上で、お互いにメリットがありそうな先に絞り込んでアプローチしてくれました。
会社の将来を考える上でも、よい機会となりました。
その結果、約半年で自分達の会社のお相手としては最高の会社へ、思いのほか高い価格での株式売却にこぎつけました。
よいご縁に巡り合えたと思っております。
長年にわたる経営の重圧から解放されて身軽になりました。
私の健康面を心配していた家内もよろこんでおります。
もし紹介を受けていなかったら、いまだ売却先が見つからず、体調を気にしながら、ストレスフルな生活を続けていたかもしれません。
自分の規模の会社でも、丁寧に進めてくれたことが、とても嬉しかったです。
こちらの会社は、大手メーカーの業務を請け負っていることや社員の教育が行き届いているという強みを持つ会社で、ご相談をいただいた社長は2代目の経営者でした。
60歳を過ぎたご自身の健康不安から会社経営への気力も減退し、同社の今後の発展のためには他社への会社売却が最良であると決断されたものです。
多少財務面に難はあるものの、当社の強みを勘案すれば、規模が小さくとも十分にシナジーを発揮できる会社があると考えアドバイザーを引き受けました。
買い手企業は同業の中堅企業で、優秀な人材を確保できることや事業基盤の拡大等シナジーが大きいとの判断から、当初より買収について前向きな姿勢でありましたが、ビジネスへの考え方等双方の社長が早い段階で意思の疎通が図れたことより、スムーズに話は進み、ご依頼を受けてから約半年でのM&A成立に至りました。
社長は、一定期間の引き継ぎの後、引退、今は様々なストレスから解放され家族との時間をゆっくり過ごしておられます。